
ヘナで髪がきしむ・ごわつく本当の理由
ヘナを流した直後、髪がギシギシ、ゴワゴワして驚いた。セルフヘナの体験談として、よく書かれていることです。
この記事では、きしみの正体と、いつ頃落ち着くのか、施術後に気をつけていただきたいことをお伝えします。
ヘナのあと髪がきしむのは、よくあることです
ヘナを流した直後に髪がきしむのは珍しいことではありません。多くの方が経験する一時的な現象です。
初めてヘナを施術した方だけでなく、何度か経験している方でも、その日の髪の状態によってきしみを感じることがあります。まずはその点を知っておいていただければと思います。
きしみの正体は何ですか
ヘナの水分と酸性成分でキューティクルが一時的にふくらんでいる状態です。指がふやけるのと同じ現象です。
ヘナペーストには水分と酸性の成分が含まれています。これが髪の外側の層に浸透すると、キューティクルが一時的にふくらんだ状態になります。長くお風呂に入っていると指先がふやけるのと、似た仕組みです(出典)。
指のふやけが時間とともに元に戻るのと同じように、髪のきしみも一時的なものだと説明されています。髪が壊れているわけではなく、表面が一時的にふくらんでいる状態です。
きしみは、どのくらいで戻りますか
多くの場合、数日から1週間ほどで落ち着きます。
戻り方には個人差があります。翌日にはほとんど気にならない方もいれば、1週間近くかかる方もいます。
あわせて知っておいていただきたいのが、色の変化です。ヘナの色は染めた直後がいちばん明るく、空気に触れて酸化することで数日かけて濃く深くなっていきます。変化がいちばん大きいのは最初の2週間です(出典)。
きしみと色の変化は別のことですが、どちらも「施術直後は途中経過」という点は共通しています。
なぜ初めての方に、きしみが出やすいのですか
理由は経験則として語られていますが、実験による裏づけは確認できていません。
国内メーカーの「みんなのヘナ」は、髪に付着していたヘアケア成分が施術によって剥がれる際に、一時的な軋みが出やすいと説明しています。ただし、この因果関係を裏づける実験データは、調べた範囲では確認できていません。
カラーやパーマを長く続けてきた髪ほどきしみが出やすい、という説明も複数のサロンブログで見かけます。こちらも学術的な裏づけは確認できていません。
分かっていることと分かっていないことを、分けてお伝えします。
「ヘナショック」という言葉は、意味が割れています
情報源によって指している現象が違う言葉です。当店では、施術直後の一時的なきしみという意味で使います。
この言葉を、施術直後の一時的なきしみという意味で使っている情報源もあれば、カラーやパーマからヘナへ移行する期間に特有の現象という意味で使っている情報源もあります。
同じ言葉でも指しているものが違うため、どちらの意味で書かれているか分からないまま読むと混乱しやすい言葉です。この記事や当店のご案内で「ヘナショック」と書くときは、前者を指しています。
きしんでいる間に、やってはいけないことはありますか
ご帰宅後、当日はシャンプーをせず、お湯洗いだけにしてください。理由が2つあります。
ひとつは、ヘナの発色が施術直後から数日かけて進むこと。当日に洗うと、この途中経過を流してしまいます。
もうひとつは、ヘナ自体に油分を吸着する働きがあること。シャンプーを重ねると髪と頭皮が乾きすぎます(出典)。
きしみが気になって洗い流したくなるお気持ちは分かりますが、当日はお湯洗いにとどめてください。翌日からはいつもどおりで構いません。
顕微鏡で見ると、逆のことが起きています
ヘナ処理後の毛髪を電子顕微鏡で観察した研究では、キューティクルの浮き上がりが減っていたと報告されています。
同じ研究では、ヘナ処理後の毛髪の表面がより滑らかで、水分を保持した状態になっていたことも報告されています(出典)。
きしみという手ざわりの印象と、顕微鏡で見た表面の状態は、必ずしも一致しません。この研究は限られた条件下のもので、すべてのヘナ・すべての髪質に当てはまると断定はできません。ただ、きしみを「表面が壊れている」と単純に結びつけるべきではないことを示す材料のひとつです。
回数を重ねると、変わりますか
「3回目くらいから良さが分かる」という声はありますが、これは経験則で、学術的な裏づけはありません。
国内のヘナメーカー2社が挙げている数字です。実験や統計で確認されたものではありません。当店でも同じような感想をいただくことはありますが、個人差があります。
それでも戻らない場合は
きしみが1週間以上続く、または様子がいつもと違うと感じたら、自己判断せずご相談ください。
ここまでお伝えしたのは、あくまで多くの場合の経過です。髪質や施術前の状態によって、経過は一人ひとり異なります。不安なまま様子を見続けるより、状態を伝えていただくほうが確かです。
よくあるご質問
きしみが強くて心配です。いま何かしたほうがいいですか。
まずはお湯だけで洗い流し、数日は様子を見てください。強くブラッシングしたり、ケア剤を重ねたりする必要はありません。
きしみと一緒に頭皮がかゆいのですが、これも同じ現象ですか。
頭皮のかゆみは、きしみとは別の反応の可能性があります。自己判断せずご相談ください。
次にヘナをするときも、きしみますか。
回数を重ねると印象が変わってきたとおっしゃる方は多いですが、個人差があり、毎回まったく同じとは限りません。
&salon Henna は仙台市青葉区国分町にある、ジアミンもアルカリ剤も使わないヘナ専門サロンです。きしみや発色について気になることがあれば、施術の前でも後でもお尋ねください。
&salon Henna について
仙台市青葉区国分町にある、ヘナ専門の美容室です。インド・ラジャスタン州ソジャットの、開花前の新葉だけを使っています。ジアミンもアルカリ剤も使いません。
ヘナは農作物です。同じ産地でも、年によって出来が違います。だからその年の粉の状態を見ながら配合を決めています。施術は認定ヘナリストが、カウンセリングから仕上げまで担当します。
はじめての方ははじめての方へを、ご不明な点はよくあるご質問をご覧ください。&salon Henna についてもあわせてどうぞ。