白髪染めのたびに頭皮がしみる方へ

白髪染めのたびに頭皮がしみる方へ

白髪染めをするたびに、頭皮がヒリヒリする。それでも「白髪はそのままにできない」と、しみるのを我慢して染め続けている方は少なくありません。

この記事では、一般的な白髪染めの仕組みと、ヘナとの違いについて、公的機関の情報をもとにお伝えします。

白髪染めをするたびに頭皮がしみるのは、なぜでしょうか

一般的な白髪染め(酸化染毛剤)は、髪にしっかり色を入れるために、アルカリ剤・過酸化水素・酸化染料という薬剤を組み合わせて使っています。

具体的にはこういう仕組みです。まずアルカリ剤で髪のキューティクルを開きます。次に過酸化水素が、もともとの髪の色(メラニン色素)を脱色します。そこにパラフェニレンジアミンなどの酸化染料が反応して、髪の内部で発色します。

この3つの働きによって、地毛より明るい色にも染められますし、色持ちもよくなります。一方で、これらの薬剤は頭皮に触れれば刺激になりうるものでもあります。

しみる、かゆいと感じたら、まず何をすればいいのでしょうか

自己判断で原因を決めつけず、皮膚科を受診してください。

しみる・かゆいといった症状の原因は、見ただけでは分かりません。同じような症状でも、原因も対処法も人によって異なります。原因の特定は医師の領域です。

消費者庁 消費者安全調査委員会が公表した「毛染めによる皮膚障害」の報告書でも、酸化染毛剤によるアレルギー性接触皮膚炎の存在と、事前のパッチテストの重要性が取り上げられています(消費者庁)。

症状が続く場合や強い場合は、我慢して染め続けるのではなく、早めに皮膚科で診てもらってください。この記事でお伝えできるのは一般的な情報までで、その先は医師にしか判断できません。

パッチテストは、なぜ毎回必要なのでしょうか

塗布した直後だけでなく48時間後にも確認する必要があり、過去に問題がなかった方でも毎回行う必要があります。

肌の反応には、塗ってすぐに出るタイプだけでなく、時間が経ってから遅れて出るタイプもあります。そのため、直後の確認だけでは見落とされる反応があります。

また、これまで同じ製品を使って問題がなかった方でも、ある日突然反応が出ることがあります。前回大丈夫だったから今回も大丈夫、とは言い切れません。これがパッチテストを毎回行う理由です。

ヘナは、一般的な白髪染めと何が違うのでしょうか

ヘナは脱色をしません。色素が髪のタンパク質に結合する仕組みで、当店のヘナにはジアミンもアルカリ剤も入っていません。

ヘナの色素(ローソン)は、髪をつくっているケラチンというタンパク質に結合することで色がつきます。一般的な白髪染めのように、髪の色を一度脱色してから新しい色を入れる、という仕組みではありません。

脱色作用がないため、黒髪はもとの明るさより明るくなりません。色がのるのは白髪の部分です。

当店で使用しているヘナには、パラフェニレンジアミンなどのジアミンも、アルカリ剤も入っていません。これは使っている材料の事実です。

植物由来なら、アレルギーは起こらないのでしょうか

起こることがあります。植物由来だから反応が出ない、ということはありません。

ヘナはミソハギ科の植物です。色を暗く仕上げるために使うインディゴ(ナンバンアイ、木藍)はマメ科の植物です。植物にアレルギーのある方は、こうした成分にも反応が出ることがあります。

当店では、初めての方に事前のパッチテストをおすすめしています。

「ヘナ」という名前でも、成分は確認が必要です

市販されている「ヘナ」の中には、酸化染料を配合している製品があります。

2026年5月20日、国民生活センターは「かつら用」と表示された酸化染料入りのヘナ製品によるアナフィラキシーの事例を公表しました。ある方は同じ製品で計3回症状を発症し、うち1回は重症度グレード3で救急搬送されています。

この製品から検出されたのは、パラフェニレンジアミン(含有率9.0〜11.9%)、パラアミノフェノール、レゾルシンでした。国民生活センターは、美容所を利用する際に、使用する製品が頭髪用であることを施術者に確認するよう呼びかけています(国民生活センター)。

「ヘナ」という名前だけで成分を判断せず、何が入っているかを確認してください。ご自宅でお使いの製品も、一度成分表示をご確認いただければと思います。

ヘナに変えれば、白髪染めの悩みはすべて解決するのでしょうか

しません。ヘナには脱色作用がないため、黒髪を明るくすることも、髪全体の色を大きく変えることもできません。

地毛より明るいトーンに仕上げることは、ヘナにはできません。染まるのは白髪の部分で、黒髪部分の色味は基本的に変わりません。色の入り方も、酸化染毛剤とは違う仕上がりになります。

できることとできないことを先にお伝えしたうえで、選んでいただければと思います。

よくあるご質問

以前ジアミンで反応が出たことがあります。ヘナなら大丈夫ですか。

当店のヘナにジアミンやアルカリ剤は入っていませんが、植物由来の成分でも反応が出る可能性はあります。過去の症状の原因や今後の対応については、皮膚科でご相談ください。当店でも施術前にパッチテストをご案内しています。

パッチテストはどのタイミングで行いますか。

塗布した直後の状態と、48時間後の状態の両方を確認します。遅れて出る反応もあるため、この2回の確認が必要です。

これまで一度も症状が出たことがありません。それでもパッチテストは必要ですか。

必要です。これまで問題がなかった方でも、ある日突然反応が出ることがあります。


&salon Henna について

仙台市青葉区国分町にある、ヘナ専門の美容室です。インド・ラジャスタン州ソジャットの、開花前の新葉だけを使っています。ジアミンもアルカリ剤も使いません。

ヘナは農作物です。同じ産地でも、年によって出来が違います。だからその年の粉の状態を見ながら配合を決めています。施術は認定ヘナリストが、カウンセリングから仕上げまで担当します。

はじめての方ははじめての方へを、ご不明な点はよくあるご質問をご覧ください。&salon Henna についてもあわせてどうぞ。

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