
ヘナとインディゴの色は、染めた直後からどう変わるか【毛束で比べる・1回目】
当店で、白い人毛の毛束をヘナとインディゴで染めて、直後から7日後まで色の変化を写真で追いました。
いちばん大きく変わったのはインディゴです。染めた直後はミントのような青緑で、翌日には青紫に変わっていました。ヘナのみの毛束はオレンジのまま大きくは変わらず、日がたつにつれてわずかに赤みが増しました。色が大きく動いたのは最初の1日で、3日後にはほぼ落ち着いています。
どんな条件で撮ったのか?
白い人毛の毛束を4本用意し、当店でそれぞれ別の配合で染めました。写真の左から、次の順に並んでいます。
- 染めていない白い毛束
- ヘナのみ
- ヘナとインディゴを1対1で混ぜたもの
- インディゴのみ
ヘナはミソハギ科の植物の葉で、オレンジから赤褐色に染まる色素(ローソン)を持っています。インディゴはナンバンアイという植物の葉で、青系の色素を持っています。白髪をヘナだけで染めるとオレンジ寄りになるため、落ち着いた色にしたいときにインディゴを組み合わせます。
撮影は同じテーブル・同じ角度で、染めた直後、翌日、3日後、7日後の4回です。染めていない白い毛束は、どの写真でも白いままです。写真ごとの明るさの違いは、この白を基準に見てください。
※毛束での試験です。実際の髪では、髪質・白髪の量・これまでの染毛履歴によって仕上がりが変わります。撮影時の光によって、写真ごとに色の見え方がわずかに変わります。
染めた直後は、どんな色だったか?

ヘナのみの毛束は、黄みのある明るいオレンジでした。
目を引くのはインディゴです。青ではなく、ミントのような青緑に染まっています。ヘナとインディゴを混ぜた毛束も、オレンジと青緑が重なって、くすんだ黄土色に見えます。
インディゴは、染めた直後はうっすら緑で、湿った状態で空気に触れて酸化(空気中の酸素と反応して色が変わること)することで、青く発色していきます(出典)。この写真は、その途中の色です。
翌日には、何が変わったのか?

インディゴの青緑は消えて、青紫になりました。色の濃さも大きく変わり、直後とは別の色に見えます。
ヘナとインディゴを混ぜた毛束は、黄土色から灰色に変わりました。4本のなかで、いちばん印象が変わったのはこの毛束です。
オレンジと青は、混ぜると互いの色味を打ち消し合う組み合わせです。インディゴが青く発色したことで、ヘナのオレンジが打ち消され、色味の少ない灰色に見えるようになりました。この仕組みは2回目の記事で詳しく書いています。
ヘナのみの毛束は、直後とほとんど同じオレンジです。
3日後と7日後は、どうだったか?


3日後の時点で、色はほぼ落ち着いていました。インディゴは青紫から紫へと少し赤みが増し、ヘナとインディゴを混ぜた毛束は、紫がかった灰色になっています。
7日後の写真は、3日後とほとんど変わりません。ヘナのみの毛束のオレンジが、わずかに赤みを帯びて深くなった程度です。
ヘナの色は、流した直後がいちばん明るく、その後の数日で深まっていきます。目立つ変化の大半は、最初の2週間に起きます(出典)。今回の毛束でも、変化の向きは同じでした。
実際の髪では、どう見えるのか?
ヘナとインディゴで色が付いて見えるのは、主に白髪の部分です。ヘナには髪を脱色する働きがないため、黒髪の色はほとんど変わりません(出典)。
インディゴを使った日は、白髪のところが緑がかって見えることがあります。今回の毛束と同じように、翌日から数日で色は変わっていきます。染めた当日の色で判断しないでください。
白髪の量による見え方の違いは、白髪の量で、ヘナの見え方はこう変わりますにまとめています。
2回目を重ねると、どうなるのか?
同じ毛束に同じ配合で2回目を重ねると、4本のうち3本が、ひと目で分かるほど濃くなりました。続きはヘナを2回重ねると、色はどこまで変わるかで書いています。
1回目から3回目までの12枚の写真は、毛束で比べる、ヘナとインディゴの色の変化【1回目〜3回目の全記録】に1枚で並べています。
料金と所要時間は仙台で、ヘナの白髪染めをにまとめています。ご予約は、画面上部の「ご予約」ボタンから承ります。
出典
- マハラニヘナ「ヘナ染めで赤みを抑えるインディゴの染め方・使い方」 https://maharani.jp/howto_henna_indigo.html(確認日 2026-09-28)
- Ancient Sunrise「Darkening and Oxidation」 https://ancientsunrise.blog/2017/08/07/darkening-and-oxidation/(確認日 2026-09-28)
- ナイアード「ヘナで白髪が染まる仕組み」 https://www.naiad.co.jp/blog/archives/6497(確認日 2026-09-25)
- 毛束の撮影:2026年9月
&salon Henna について
仙台市青葉区国分町にある、ヘナ専門の美容室です。インド・ラジャスタン州ソジャットの、開花前の新葉だけを使っています。ジアミンもアルカリ剤も使いません。
ヘナは農作物です。同じ産地でも、年によって出来が違います。だからその年の粉の状態を見ながら配合を決めています。施術は認定ヘナリストが、カウンセリングから仕上げまで担当します。
はじめての方ははじめての方へを、ご不明な点はよくあるご質問をご覧ください。&salon Henna についてもあわせてどうぞ。