ヘナを2回重ねると、色はどこまで変わるか【毛束で比べる・2回目】

ヘナを2回重ねると、色はどこまで変わるか【毛束で比べる・2回目】

同じ毛束に2回目を重ねると、4本のうち染めた3本すべてが、1回目より一段濃くなりました。ヘナのみの毛束は濃いオレンジに、ヘナとインディゴを混ぜた毛束は焦げ茶に、インディゴのみの毛束は紺に近づいています。

一方で、2回目を染めてからの1週間は、色の動きが小さくなりました。1回目は翌日に色ががらりと変わりましたが、2回目は直後の時点で、その後の色にかなり近い状態でした。

どんな条件で撮ったのか?

1回目の記事と同じ4本の毛束(白い人毛)に、1回目の7日後、1回目と同じ配合で2回目を当店で染めました。写真の左から、染めていない白い毛束/ヘナのみ/ヘナとインディゴを1対1で混ぜたもの/インディゴのみ、の順です。

撮影は、2回目を染めた直後、翌日、3日後、7日後の4回です。染めていない白い毛束は、どの写真でも白いままです。写真ごとの明るさの違いは、この白を基準に見てください。

※毛束での試験です。実際の髪では、髪質・白髪の量・これまでの染毛履歴によって仕上がりが変わります。また、サロンで染め直す間隔の目安(3〜4週間に1回)より短い間隔で重ねています(出典)。撮影時の光によって、写真ごとに色の見え方がわずかに変わります。

1回目の7日後と、2回目の直後を比べると?

同じ日の、染める前と染めた後です。

  • ヘナのみ:明るいオレンジから、濃いオレンジへ
  • ヘナとインディゴ1対1:紫がかった灰色から、オリーブがかった茶色へ
  • インディゴのみ:紫から、青へ

1回目で入った色の上に、2回目の色が重なっています。ヘナの色素は、髪の主成分であるケラチン(髪の約8割を占めるタンパク質)と結びついて残ります(出典)。染めるたびに、髪の表面に色が重なっていきます(出典)。

2回目の直後にも、緑は出たのか?

1回目の直後のような、はっきりした青緑は出ませんでした。インディゴのみの毛束は、直後から青く染まっています。ヘナとインディゴを混ぜた毛束に、わずかにオリーブがかった色味が見える程度です。

1回目でついた青紫が下地にあり、その上に新しいインディゴが重なっているためと考えています。

2回目の1週間で、色はどう動いたか?

翌日には、ヘナとインディゴを混ぜた毛束のオリーブがかった色味が消えて、焦げ茶になりました。インディゴのみの毛束は、青から紺へ。ヘナのみの毛束は、直後とほぼ同じです。

3日後と7日後は、翌日とほとんど変わりません。翌日の写真だけ全体が暗めですが、染めていない白い毛束も同じように暗く写っているので、撮影時の光の違いです。

1回目は翌日に色が大きく動きましたが、2回目は動きが小さくなりました。

ヘナとインディゴを混ぜると、なぜ茶色になるのか?

オレンジと青が、互いの色味を打ち消し合う組み合わせだからです。

絵の具で考えると分かりやすくなります。赤と黄色を混ぜるとオレンジ、黄色と青を混ぜると緑、青と赤を混ぜると紫になります。この6色(赤・オレンジ・黄・緑・青・紫)を円の形に並べたとき、向かい合う位置にある色どうしを補色といいます。オレンジの向かいにあるのは青です。

赤・オレンジ・黄・緑・青・紫の6色を円に並べた図。オレンジの向かいに青があり、ヘナのオレンジとインディゴの青を混ぜると茶色になる
6色を円に並べると、オレンジの向かいに青が来る

補色どうしを混ぜると、互いの色味を打ち消し合います。絵の具なら、鮮やかさが抜けて濁った茶色になります。光の場合は、プリズムや虹に見える色の光でも、向かい合う色どうしを重ねると色味が消えて、白い光に近づきます。

ヘナの色はオレンジ、インディゴの色は青です。2つを重ねると、オレンジと青が打ち消し合って茶色に落ち着きます。当店では、この性質を使って、ヘナとインディゴで茶色の髪色をつくっています。

実際の髪では、どういうことか?

白髪がヘナで染まった部分は、回数を重ねるほど色が深く、落ち着いた方向に進みます。1回目のあとに「思ったより明るいオレンジ」と感じても、2回目で印象が変わることがあります。ヘナを始めるときに「3回は続けて」と言われる理由のひとつは、ここにあると考えています。回数による色の変わり方は、髪質や白髪の量で変わります。

もうひとつ、ヘナとインディゴを混ぜた毛束は、1回目では灰色がかっていたものが、2回目で茶色らしくなりました。暗めの茶色を目指す配合では、1回目で目指す色に届かないこともあります。仕上がりの色の相談は、カウンセリングでうかがいます。

「3回」という数字の出どころは、「ヘナは3回続けると変わる」は本当かに書いています。

3回目を重ねると、どうなるのか?

ヘナのみの毛束は、3回目を重ねてもほとんど変わりませんでした。一方で、インディゴを使った2本は、さらに暗くなっています。続きはヘナの3回目で、色はまだ変わるのかで書いています。

1回目から3回目までの12枚の写真は、毛束で比べる、ヘナとインディゴの色の変化【1回目〜3回目の全記録】に1枚で並べています。

料金と所要時間は仙台で、ヘナの白髪染めをにまとめています。ご予約は、画面上部の「ご予約」ボタンから承ります。

出典


&salon Henna について

仙台市青葉区国分町にある、ヘナ専門の美容室です。インド・ラジャスタン州ソジャットの、開花前の新葉だけを使っています。ジアミンもアルカリ剤も使いません。

ヘナは農作物です。同じ産地でも、年によって出来が違います。だからその年の粉の状態を見ながら配合を決めています。施術は認定ヘナリストが、カウンセリングから仕上げまで担当します。

はじめての方ははじめての方へを、ご不明な点はよくあるご質問をご覧ください。&salon Henna についてもあわせてどうぞ。

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