
毛束で比べる、ヘナとインディゴの色の変化【1回目〜3回目の全記録】
白い人毛の毛束4本を当店でそれぞれ別の配合で染め、同じ毛束に同じ配合で3回重ねて、染めた直後・翌日・3日後・7日後に撮影しました。12枚の写真を1枚に並べると、ヘナとインディゴの色が、いつ、どれくらい変わるのかが見えてきます。

この記録から、何が分かるのか?
- インディゴは、染めた直後に青緑に見えます。翌日には青紫に変わりました(1回目)
- 色が大きく動くのは、最初の1日です。3日後には、ほぼ落ち着いています
- 2回目を重ねると、染めた3本がどれも一段濃くなりました
- ヘナのみの毛束は、2回目でほぼ色が落ち着きました
- インディゴを使った毛束は、3回目まで暗くなり続けました
ヘナの色は、流した直後がいちばん明るく、その後の数日で深まっていきます(出典)。インディゴは、湿った状態で空気に触れて酸化(空気中の酸素と反応して色が変わること)することで、緑から青へ発色していきます(出典)。毛束でも、同じ向きの変化が写っています。
どんな条件で撮ったのか?
白い人毛の毛束を4本用意し、写真の左から、染めていないもの/ヘナのみ/ヘナとインディゴを1対1で混ぜたもの/インディゴのみ、の順に並べています。ヘナはミソハギ科の植物の葉で、オレンジから赤褐色に染まる色素(ローソン)を持っています。インディゴはナンバンアイという植物の葉で、青系の色素を持っています。
1回目の7日後に2回目を、2回目の7日後に3回目を、それぞれ同じ配合で重ねました。撮影はすべて同じテーブル・同じ角度です。染めていない白い毛束は、どの写真でも白いままです。写真ごとの明るさの違いは、この白を基準に見てください。
※毛束での試験です。実際の髪では、髪質・白髪の量・これまでの染毛履歴によって仕上がりが変わります。また、サロンで染め直す間隔の目安(3〜4週間に1回)より短い間隔で重ねています(出典)。撮影時の光によって、写真ごとに色の見え方がわずかに変わります。
1回目・2回目・3回目は、それぞれどうだったのか?
各回の詳しい変化は、回ごとの記事にまとめています。
- 1回目:ヘナとインディゴの色は、染めた直後からどう変わるか — インディゴの青緑が、翌日に青紫へ変わるまで
- 2回目:ヘナを2回重ねると、色はどこまで変わるか — 一段濃くなる理由と、ヘナとインディゴを混ぜると茶色になる理由
- 3回目:ヘナの3回目で、色はまだ変わるのか — ヘナは落ち着き、インディゴは深まり続ける
ヘナとインディゴを混ぜると、なぜ茶色になるのか?
オレンジと青が、互いの色味を打ち消し合う組み合わせだからです。赤・オレンジ・黄・緑・青・紫の6色を円に並べると、オレンジの向かいに青が来ます。向かい合う色どうし(補色)を絵の具で混ぜると、鮮やかさが抜けて濁った茶色になります。当店では、この性質を使って、ヘナとインディゴで茶色の髪色をつくっています。
図を使った説明は2回目の記事に載せています。
実際の髪では、どう考えればいいか?
染めた当日の色で判断しないでください。インディゴを使った日は、白髪のところが緑がかって見えることがありますが、翌日から数日で色は変わっていきます。
もうひとつ、白髪を染め続ける場合、新しく伸びてきた根元は毎回「1回目」です。根元はこの記録の1回目と同じ変化をたどり、それより先の部分には2回目、3回目と色が重なっていきます。根元と毛先で色の深さが違って見えることがあるのは、このためです。
白髪の量による見え方の違いは白髪の量で、ヘナの見え方はこう変わりますに、「3回」という数字の出どころは「ヘナは3回続けると変わる」は本当かに書いています。
料金と所要時間は仙台で、ヘナの白髪染めをにまとめています。ご予約は、画面上部の「ご予約」ボタンから承ります。
出典
- Ancient Sunrise「Darkening and Oxidation」 https://ancientsunrise.blog/2017/08/07/darkening-and-oxidation/(確認日 2026-09-28)
- マハラニヘナ「ヘナ染めで赤みを抑えるインディゴの染め方・使い方」 https://maharani.jp/howto_henna_indigo.html(確認日 2026-09-28)
- ナイアード「ヘナを染める頻度」 https://www.naiad.co.jp/blog/archives/6062(確認日 2026-09-25)
- 毛束の撮影:2026年9月
&salon Henna について
仙台市青葉区国分町にある、ヘナ専門の美容室です。インド・ラジャスタン州ソジャットの、開花前の新葉だけを使っています。ジアミンもアルカリ剤も使いません。
ヘナは農作物です。同じ産地でも、年によって出来が違います。だからその年の粉の状態を見ながら配合を決めています。施術は認定ヘナリストが、カウンセリングから仕上げまで担当します。
はじめての方ははじめての方へを、ご不明な点はよくあるご質問をご覧ください。&salon Henna についてもあわせてどうぞ。